学生時代の読書が教えてくれること

大学時代こそ存分に読書ができる

自らの大学時代を振り返ると、勉強は試験の前だけ、サークルとバイト、飲み会などに明け暮れる日々をただダラダラと過ごしていたことを後悔しています。
時間がたっぷりあるのに、勉強や就活に関係する本以外の読書をした覚えもあまりありません。
大学時代だからこそ自由に使える時間の貴重さを理解できていなかったため、人生を豊かに有意義にすることができなかったような気がします。

「愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ」という言葉を知っているでしょうか。
経験からしか学ぶことができない人間は、生涯で身につけられる能力や論理的思考がわずかなものに限られてしまいます。
読書の最大のメリットは、自分が経験できない他人の人生や経験を本を通して疑似体験・追体験することができるということです。

特に大学時代は将来や人生について悩む時期であり、自分の頭のなかで考えているだけでは結論がでないことが多いものです。
さまざまな人間の生き方や考え方に触れることで、多様な価値観に触れることができ世界観も変わります。

おすすめの読書の仕方

ネットで無料で情報を収集するのとは違って、読書はお金を出して本を購入しなければならず、できれば無駄は避けたいものです。
まず、自分が知りたいこと、テーマを決めてそれにちなんだ本を検索します。
>>私の読書術 読みたい本の見つけ方編

おびただしい数の本がリストアップされますが、そのなかからタイトルやレビューを参考に読んでみたいと思ったものを最低3冊選びます。
あとはひたすらその本を読むだけです。

ポイントは何をテーマにするかを明確にして同じジャンルの本をまとめ買いすることです。
1冊だけでは考え方や価値観の偏りが生じる可能性があるとともに、同じジャンルの本を複数読むことでそのテーマについての本質を知ることができるようになります。

テーマを絞って同じジャンルの本を読んでいるので、読んでいる間も「何を知りたいのか、どんなことを吸収したいのか」を明確にすることができます。
著者が異なる本であっても、同じような内容を述べている部分が見つかるはずです。
それが、テーマに対して求めている答、本質であることも少なくありません。
また、複数の本を読むことによって1人の筆者の考えに偏ることなく「このような考え方もある」と客観性や柔軟性を持って本を読むことができるようになるでしょう。

どんなに感銘を受けた本でも、全てのフレーズが記憶に残ることはありません。
しかし、できるだけたくさんの本を読むには、よほど良書でない限り繰り返し読むことは時間の無駄となります。

気になった文章、琴線にふれた言葉などにマーカーを使ってピックアップし、読み終えた後にその言葉やフレーズだけをパソコンで打ってプリントアウトしましょう。
自分にとって最も重要な部分であり、ちょっとした時間にその部分だけを読み返しながら覚えたら紙を廃棄するというやり方をすると心に残る言葉がどんどん増えていきます。