金融リテラシーって何?
金融リテラシーとは、一言でいうなら「お金に関して正しく賢い判断力」のことです。
お金に関する考え方や価値観は、その人によって異なります。
私たちが持っているそうした考えの多くは、子供の頃に親からどのような教えを受けたかによって、大きな影響を受けています。
例えば子供の時に、親から「無駄遣いをしてはいけない」「お小遣い帳をつけなさい」と教えられた人は少なくありません。
お金に関する考え方や判断力は、学校では教えてもらうことはできません。
各家庭ごとにそれぞれの教育として教えられることが多く、それが私たちが現在身に着けている金融リテラシーにつながっています。
金融リテラシーを身に着けることによって、限られた収入の中で上手にやりくりができるようになります。
また中長期の資産形成という点でも、明るい未来を展望しやすくなるでしょう。
普段からお金について賢い判断ができるようになることによって、生活スキルの向上も期待できるのではないでしょうか。
最低限身につけておきたい金融リテラシー
どんな金融リテラシーを身に着けているかは、その人によって異なります。
つまり、何が賢いと考えるかという点は個人差があるのです。
その中でも、最低どのような金融リテラシーを身に着けるのが良いのでしょうか?
金融リテラシーは、大きく4つの分野に分類できます。
1つ目は家計管理で、収入に合わせて赤字が出ないように予算を作り、黒字を生み出すことによって将来の資産形成が可能となります。
しかし千里の道も一歩からで、毎日の家計管理ができなければ資産形成は難しくなってしまいます。
2つ目はライフプランで、これは長期の目標設定を指します。
子供の教育費や将来の定年などを視野に入れ、目標に向かって具体的にどんな方法で資産形成すればよいのかと考えるスキルを指します。
3つ目は、金融商品に関する知識とライフスタイルに合った商品を選ぶスキルです。
市場には、投資や保険、ローンなどを含めてたくさんの金融商品があります。
それぞれ特徴が異なりますし、メリットやデメリットも違います。
それぞれのライフスタイルに合わせてぴったりのものを選ぶことが、自身にとってベストな金融リテラシーとなります。
4つ目は、情報収集能力です。
特定の金融商品に関して外部の専門家からたくさんの情報を収集することは、賢い金融リテラシーにとっては欠かすことができません。
しかし大切なことは、そうした専門家の意見に流されるのではなく、情報を収集したら自身で考えるという能力です。
金融リテラシーは、一朝一夕にして達成できるものではありません。
毎日のコツコツとした積み重ねは必要不可欠な作業ですし、ライフプランという目標を持つことによって、途中で挫折することなく継続できるモチベーションの維持にもつながるでしょう。