ハラスメントとは
ハラスメントとは、相手に対する嫌がらせのことです。
パワハラ、モラハラ、セクハラなどがあって問題になっています。
性別や人間関係性によって嫌がらせ行為の基準が異なり、本人が不快にならなければハラスメントとは呼びません。
そのため、相手が嫌がっていないから大丈夫だと考えても、本人は我慢している場合はハラスメントに値します。
内容によっては刑法犯に該当し、損害賠償を払う事例もあるため、嫌がらせ行為することは許されません。
ハラスメントの種類①パワーハラスメント
パワーハラスメントは人間関係上の優位性を利用して、精神的かつ身体的な苦痛を与える嫌がらせです。
例えばものを壊されたり殴られたりする攻撃や、スケジュール的に絶対終わらないような業務量を与えて困らせる行為が該当します。
主に上司が攻撃して部下が嫌がらせを受ける構図が多く、優位性ある権力を盾にするのが特徴です。
ただしパワーハラスメントだからすぐに訴えて勝てるわけではなく、ハラスメントの説明に委ねられます。
例えば上司が部下とコミュニケーションを深めたくて休日にゴルフを誘いましたが、部下は貴重な休日を奪われたと思うかもしれません。
意図的な嫌がらせならパワーハラスメントになることを覚えておきましょう。
ハラスメントの種類②モラルハラスメント
モラルハラスメントは関係性が近い人同士に起こる嫌がらせで、倫理や道徳に反したことで起こります。
特に夫と妻、同棲中の彼氏と彼女の間に起こりやすく、チーム内でも発生するハラスメントです。
無視や誹謗中傷、陰口などが該当し、長期間継続して行われます。
ただし、被害内容は証拠に残りやすく、例えばメッセージのやり取りや渡された書類、張り付けてあったメモに嫌がらせだと受け取れたら保存しましょう。
他にも言動を録音すれば証拠が揃うため、病院や弁護士に相談しやすいです。
ハラスメントの種類③セクシャルハラスメント
セクシャルハラスメントは主に男性が女性に行う性的嫌がらせです。
性的言動で相手の就業環境に害を与えると、セクシャルハラスメントになります。
認知は狭いですが女性から男性、同性同士も該当する嫌がらせであるため、嫌だと思ったらすぐに抵抗して証拠を押さえてください。
シチュエーションは挙げるときりが無いほどで、身体を触られたり性的事情を聞かれたりするものが該当します。
特に大学を卒業して入社したばかりの新卒社員は中々断る勇気が出ないため、ターゲットにされやすいです。
ハラスメントの種類④アルコールハラスメント
大学生に多いハラスメントです。アルコールハラスメントは飲酒を強要して、嫌がらせをする行為になります。
飲み会に行けば一気飲みして酔いつぶれ、他人にお酒を強要するケースが多いです。
場合によっては酔ったことを理由にセクハラをし、最悪の場合、命に関わるほど飲酒してしまう可能性があります。
お酒を無理に進められたらきちんと断り、楽しく飲みましょう。